8 「選択式試験と択一式試験」(社労士合格体験談)
「紀伊国屋書店」では、さんざん迷った挙句、社会保険労務士試験用の基本書と問題集を2冊買いました。
どれも同じ大手の予備校が出しているものでした。
基本書は、10科目すべてが1冊のテキストにまとまっているタイプのものです。
厚さは国語辞典ぐらいでしょうか。
そして、2冊の問題集は「選択式」と「択一式」です。
そうそう、社会保険労務士試験は、選択式と択一式の2つからなります。
午前中に行われる選択式試験は、全部で8科目出題されます。
それぞれの問題は、5点満点で、合計40点満点です。
文章に空欄があり、20個の選択肢から選ぶ問題がでます。
うーん、あまりイメージがわきませんね。具体的にみてみましょう。
例えば、労働基準法からの問題です。
「労働基準法第2条第1項においては、『労働条件は、労働者と使用者が、(A)決定すべきものである。』と規定されている。」
ここでは、(A)に入る選択肢がいくつかあります。
「①公正な交渉において」、「②自由な立場において」、「③対等の立場において」
などです。
もちろん選択肢は20個あります。
なんだか日本語で考えると、どれも正解のような気がします。
ここでは、「③対等の立場において」を選ぶのが正解です。
次に、午後に行われる「択一式」です。これは、5肢択一問題です。
「次の記述のうち、正しいのはどれか」
というような出題がされます。
みなさんの中には、大学入試センター試験とか公務員試験を受験した方はいますか?
そんなイメージだと思います。
デタラメに選んでも正解率は20%です。
こちらは、7科目出題され、1科目は10点満点。合計で70点満点です。
試験はセンター試験のようなマークシート形式です。
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