５　「勉強のスタート前に」(社労士合格体験談)

そんなわけで、社会保険労務士試験を受けようと思いたったわけですが、まず何から手をつけてよいか途方に暮れました。

ほとんど社会保険労務士になるための情報がなかったためです。

ちなみに、私は私立大学の文学部出身です。

大学時代は、大学の図書館にこもって「古事記」や「今昔物語」などを読んだり、近代文学では、「芥川龍之介」や「夏目漱石」をこよなく愛するような模範生ではなく、大学４年間をレストランのアルバイトと麻雀に明け暮れました。

授業にもあまり顔を見せずに、大学の近くの雀荘で麻雀に励んでいました。

その店で４年間凌ぎを削っていましたので、卒業する頃には麻雀の腕だけはプロ級になっていました。

それは事実です。みなさんも似たような学生時代ですって？

大学に入るために真剣に受験勉強をしていた高校時代は、はるか昔のような気がします。

こんな私が４年間で大学を卒業できたのは、偶然のような気がします。

アルバイトによく遅刻して店長に叱られていた私が、毎日朝の７時前に家を出てまじめに会社で働いているのです。

自分でもおかしくなってしまいます。

まして、仕事と資格試験の両立です。

フルタイムで働きながら、空いた時間を作って勉強です。わずか４年ほどで、これは人間的にはすごい成長ですよ。

そうはいっても、８月に行われる社会保険労務士の本試験まであと５カ月にせまっていました。

でも正直言うと社会保険労務士試験をどうやれば受けられるかも知りませんでした。

「まずは、本屋さんへ行って情報収集だなと」と思い立ちました。

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