４８　「本試験前日」(社労士合格体験談)

３度目の本試験は、前日に会場の近くのホテルに泊まろうと考えていました。

過去２回とも当日の朝早く電車で出かけ、時間がかかったためです。

４月に受験を申し込む前は、「２度同じ大学で受験し不合格だったから、今年は気分を変えて母校で受験するか」なんて考えていました。

２度目の受験の時に、私の出身大学が試験会場に指定されていたからです。

ところがで、今年の受験案内には、私の母校は試験会場からはずされていました。

がっかりしました。

結局、３回目の受験も同じ試験会場を選びました。本試験前日の話です。

私は、旅行バックに荷物を詰め込んでいました。

着替えやら長そでシャツやらを用意しました。

最後に、試験会場まで何を持っていこうかと迷いました。

「基本テキスト」、「暗記カード」、「合格のツボ」、「ミニテスト」などみな愛着のある教材です。

そして、その中には当然擦り切れるほど聞いた山のような数の「カセットテープ」もありました。

まあ、カセットテープは会場に持っていっても聞けませんがね。

どれも全部旅行バックに詰めて持っていきたい気持ちでした。

でも全部はとても無理な話です。

まるで、南極にタロとジロたちを残していく高倉健の心境でした。（「南極物語」ですか？古いですなー）

私は、情報を一元化した「基本テキスト」と「法改正テキスト」をバックに詰めました。

ホテルに着いても、なんだか落ちつかなかったので外に出かけることにしました。

試験会場の大学は、ホテルのある駅の隣駅にありました。

２回ほどその大学へは行っていたので場所はわかっていましたが、念のため下見をしました。

試験前日の駅前は、人もまばらでとても静かでした。キャンパスが見えてきました。

「いよいよ明日か」私は気持ちが高ぶるのを感じました。

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