40 「社会人のための残業をしない方法」(社労士合格体験談)
私は、社会保険労務士試験の勉強中なるべく残業をしないことを心がけました。
「残業をしないって?無理だよ、うちの会社は人が足りなくてさ。聞いてよ、前より1.5倍仕事が増えてさ」なんて愚痴が聞こえてきそうです。
わかりますよ。今、多くの会社が長引く不況や合理化のため人を減らしています。
人が減った分だけ仕事が減ればいいのですが、仕事は減りません。
当然一人ひとりの持ち分は増え、残業しないと仕事はたまってしまいます。
ここでいう残業とは、無駄な残業です。
日本人の悪い風習の一つに「お付き合い残業」があります。
やることがたいしてないのに、同僚が働いているからなんとなく帰りにくい。
上司の視線が気になるので帰れない。
むしろ「残業するふりをしている」といった方が的確でしょうか。
これでは時間がもったいないですよね?
私の経験上、本気でデスクワークをすると8時間でもかなり疲れます。
いい仕事ができるのは、8時間プラス1時間ぐらいではないでしょうか。
それを過ぎると惰性で仕事をするようになり、仕事の効率が落ちます。
残業しても解決できないような問題が、翌朝にもう一度考えたら数分で解決できたこともあります。
そうはいっても、さすがに毎日人よりも早く帰ることには抵抗があったので、私は人よりも早めに出勤しました。
その日の仕事を早めにとりかかるのです。
上司は、私が早めに出勤していたことを知っていましたので、気持ちよく早く帰ることができました。
また、3年目は、同僚に資格の勉強をしていることを話しました。
「今年が最後の挑戦です」と宣言すると、快く応援してくれる人もいました。
勉強のために残業ができないことが、「仕事」に対する集中力をあげたのでしょうか。
「仕事」と「勉強」のプラスの相乗効果が働いて、結果として会社内で自分の勤務評価が上がっていったことは自分でも驚きでした。
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