3 「社会保険労務士の仕事は?」(社労士合格体験談)

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それでは、社会保険労務士の仕事の内容はいったいどういったものなのでしょうか?

社会保険労務士は人事、労務、年金のスペシャリストなどとよく言われます。

業務内容は多岐に渡るので、あるサラリーマンAさんの人生を考えてみます。

Aさんは、大学を卒業し会社に就職します。

ここではもちろんAさんは健康保険厚生年金に加入します。

第1回目に書いた総務課から保険証をもらえる話ですね。

会社としては、年金事務所へ資格取得届を提出します。

そして、Aさんはめでたく結婚します。

奥さんは寿退社し、Aさんが専業主婦になった奥さんを養うことになります。

会社は、被扶養者異動届と奥さんの年金の国民年金第3号届というものを提出します。

さらに、Aさんに子供が生まれると、子供の保険証を作ってもらうために被扶養者異動届を提出します。

長年の仕事をがんばったAさんは無事に定年退職します。

会社としては、今度はAさんを健康保険と厚生年金から抜けさせるために資格喪失届を提出します。

そして、Aさんは今までこつこつと納めてきた年金を受ける手続きをします。

老後は安泰で、めでたし、めでたし。

例えが少し長くなりましたが、社会保険労務士の仕事はそれらをお手伝いすることです。

原則として、これらの手続きは事業主、つまり会社の社長がやるものです。

ただし、社会保険労務士は会社のかわりにこれらをおこなうことができます。

「それならば、社会保険労務士にやらせなくても、会社がやればいいのでは?」と思われる方もいることでしょう。

それはそのとおりだと思います。

会社が社会保険労務士を雇うことは、顧問契約を結ぶと呼ばれています。

当然ただではないのです。でも、会社が社会保険労務士を雇う理由はきちんとあるのです。

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