26 「選択式試験」(社労士合格体験談)


試験官から「選択式」の問題が配られました。
ボスの試験官から試験上の注意が説明されます。
その一つが、耳栓を使うことはできないということ。
私は、「確か受験票にも書いてあったな」と思い出しました。
すると、受験生の一人が、「なぜ耳栓はだめなのか。
私は、耳栓がないと集中できない」と試験官に詰め寄りました。
試験官もあきれた様子。
その受験生は、なかなか納得できないようでした。
そうです、こうしたことは社会保険労務士試験の会場ではたまに起こるらしいです。
「えっ?本当?」と思われることでしょう。
本当のことです。
「いい大人なのだから、マナーを守ろうよ」と思いました。
おそらく他の人も同じように思っていたのではないでしょうか。
試験とは直接関係のないようなことで変に動揺はしないよう、冷静な気持ちを持つことも大切かもしれません。
選択式の試験が始まりました。問題をみると、見たこともないような問題もありました。
「とにかく解けそうな問題から解いていこう」と心の中で思いました。
社会保険労務士試験だけではないと思いますが、試験において問題を解く時には、1問目から順番に解いていく必要はないと思います。
たまたま最初の問題が難問だったりすると、けっこう動揺してしまいます。
また、その問題に時間をかけ過ぎて最後の問題まで解き終わらないことがあります。
私は、マークシートの記入ミスだけをしないように気をつけて、解く順番は解きやすいものからやるようにしました。
そして、見たところ難しそうな問題は、あとから時間をかけて解くようにしました。
「健康保険法」で出題された問題だけは、得意分野だったのですらすら解けましたが、ほかの問題は答えを出すのに迷いました。
午前中の「選択式」の試験は80分ありましたが、気付くとあっという間でした。
午前中の試験の正直な感想は、できたのかできないのか良くわかりませんでした。
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