18 「国民年金法」(社労士合格体験談)
年金と聞くとなんだか難しそうで、人ごとのような気がします。
とくに若い人にはあまり関心がないかもしれません。
私もかつてはそうでした。
前職で今の会社とは別の会社で働いていた頃は、自分が国民年金なのか厚生年金なのかの区別すらついていませんでした。
では、厚生年金と国民年金はどう違うのでしょう?
簡単にいうと、会社で働いているサラリーマンやOLが加入するのが厚生年金。
会社組織ではない「自営業」の人や、サラリーマンに扶養されている奥さん、無職の人、大学生などが加入するのが国民年金です。
「私は大学生ですが、国民年金に加入したおぼえはありません」という人もいるはずです。
どうぞお母さんに聞いてみてください。
「あら、そのことね。大丈夫よ。お母さんがちゃんと手続きして納めているわよ。」なんて言ってくれそうです。
親御さんの方が、年金に関心がありますし、年金のありがたさを理解しているからでしょう。
ちなみに国民年金は、日本国内に住所がある20歳以上60歳未満のものにはすべて加入が義務付けられています。
そして、原則として25年以上保険料を納付すると、65歳から年金を受けることができます。
「老齢基礎年金」と呼ばれるものです。
国民年金には、それ以外でも病気やけがで障害を負った場合に支給される「障害基礎年金」や、不幸にもお父さんがなくなってしまった時に、その妻又は子供に支給される「遺族基礎年金」もあります。
新聞では、国民年金の保険料未納問題が話題にのぼります。
もしもの時のために保険料はきちんと納めておきたいものです。
年金は複雑ですが、国民年金法と厚生年金保険法とセットで理解していくと、だんだんと勉強がおもしろくなっていきますよ。
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