14 「雇用保険法」(社労士合格体験談)
みなさんは失業したことがありますか?突然すみません。私はあります。
大学を卒業後、ある会社で2年ほど働いていました。
仕事がちょっときつくて退職してしまいました。
若者は3年で会社をやめるらしいですが、私は3年持ちませんでした。
お恥ずかしい限りです。そして、会社を退職後、実家に戻り少しぶらぶらしていました。
そんなある日のこと。友人から、「ある所にいけば、いいことがあるよ。何もしないでお金がもらえるよ」と教えてもらいました。
「働かなくてもお金がもらえる?そんなバカな話があるか」私は、半信半疑で地元のハローワークという場所に行きました。
友人の話は本当で、確かにいいことがありました。
3カ月ほどは何もおきませんでしたが、その後毎月通うだけで、私の通帳にお金が振り込まれました。
これが今思うと「基本手当」だったのです。
冗談はこれぐらいにします。
「雇用保険」は一般に失業保険と呼ばれたりします。
会社を退職して失業中にもらうのが「基本手当」であり、これが雇用保険の代表的な給付です。
みなさんも会社からもらう給料明細表をみてください。「雇用保険」という名目で保険料がとられているはずです。
この雇用保険料が、失業者への給付金のもとになっているのだと思います。
私は、「基本手当」を会社で働いた後のご褒美のように思っていましたが、実は違うようです。
雇用保険法上、失業とは、労働の意思と能力があるにもかかわらず、職業に就くことができない状態をいいます。
やる気もあって、がんばって仕事をさがしているけど仕事がみつからない。
そんな時に雇用保険から「基本手当」がもらえるのです。
雇用保険法も給付の種類が多くて仕組みも複雑ですが、コツをつかめば十分に得点源になります。
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