11 「労働基準法」(社労士合格体験談)
労働基準法は、私たちにとって身近な法律です。
「店長、それは労働基準法違反だぜ」など、私も学生時代によく使いました。
そもそも当時は労働基準法をほとんど理解していませんでしたが。
最近でも、サービス業界の店長を、管理職とみなすかどうかで裁判になったというニュースを聞きます。
管理職とみなされると残業代がつかないためです。
労働基準法は簡単にいうと、労働者保護の法律です。
労働者の反対の立場が使用者です。
うーんいまいちイメージがわきませんね。
それでは、社長と平社員の私で考えてみましょう。
社長は使用者で、私は労働者とします。
私は社長に雇われて給料をもらっているため、ちょっと弱い立場です。
社長は偉くていばっています。
私は、社長が強くて偉いため、社長の理不尽な要求にも逆らえません。
それでは私はかわいそうですよね?
労働基準法は、私のように弱い立場の労働者を守るための法律です。
えっ?うちの会社の社長は弱くて、いつも部下にペコペコしているって?まあ、法律上使用は強い立場にありますから。
また、労働基準法は、労働条件の最低基準を定めた法律です。
例えば、みなさんも有給休暇はご存じですよね?
6カ月継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者には10労働日の有給休暇が与えられます。
これは、最低基準なので、それよりも良い労働条件はもちろん可能です。
つまり10日ではなくて、いきなり12日の有給休暇でもいいのです。
労働者に有利ならば構わないのです。
「賃金」、「労働時間」、「休憩」、「休日」なども、会社員にとっては、重要で興味があることだと思います。
また、働く女性には、法律上妊娠や出産において手厚い保護がされています。
労働基準法は、知っていて損はしないと思います。
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