1 「社会保険労務士を目指した理由」(社労士合格体験談)
私は、25歳で現在の会社に入り、最初の配属先は総務課でした。
同僚からは、「総務課は会社の顔だ」なんて言われていい気になっていましたが、仕事の中身は雑用ばかりでした。
新人なので、従業員の出勤簿を管理したり、社内の文書を整理したり、郵便物をあけたりする毎日です。
「毛虫が出たから退治して」なんてことも頼まれました。
「総務はなんでも屋じゃないんだ」と心の中では思いましたが、なんとか与えられた仕事を黙々とこなしていました。
一年ほどが過ぎると、私の仕事ぶりが評価されたのか(?)別の仕事が与えられました。
従業員の社会保険関係の手続きをする仕事です。
みなさんは誰でも保険証を持っていますよね?
病院にかかる時に窓口へ出すカードです。
会社に入ると当たり前のように保険証をもらえますが、実は総務課とかで手続きをしているのです。
ちなみに、従業員を雇うと5日以内に年金事務所(旧社会保険事務所)へ資格取得届をださなくてはなりません。
そうした仕事を任されるようになりました。
すると、従業員から「子供が生まれたのだけど、どうすればいいの?」とか「扶養している家族が入院したので、高額療養費について教えて」など次々に聞かれるようになりました。
以前に同じ事例がなかったかを調べたりして、初めてのケースだとあたふたしてしまいました。
また、ある年輩の従業員から、「年金って何年積めばもらえるの?」と聞かれ即答できませんでした。
するとその人は、「総務のくせに頼りないな」と冷たく言いました。
悔しくて涙が出そうになりました。
社会保険労務士という資格は、以前からなんとなく知っていました。
今の会社では、誰も社会保険労務士の資格を持っていませんでした。
「絶対合格して見返してやる」という気持ちがわいてきました。
こうして私は、社会保険労務士試験にのめりこんでいきました。
(次の記事)2 「社会保険労務士とは?」
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