7.管理業務主任者試験の難易度(マンション管理士合格体験談)

マンションの管理に関する資格にはマンション管理士試験の他に管理業務主任者試験というものが存在します。

マンションの管理の担い手は各区分所有者から構成される管理組合ですが、管理組合が管理業務を直接行うのは大変なので、その業務は多くの場合、マンション管理会社に委託されることになります。

つまりマンションの管理は管理組合と管理会社という2つの主体から構成されるのが一般的です。tinntaisyakukeiyaku

そのような状況下にあって、専ら管理組合の立場に立って、その管理運営がスムーズに行われるよう適宜適切なアドバイスを行う立場の資格としてマンション管理士という資格が位置付けられています。

それに対して管理業務主任者は管理会社の従業員として、業務独占資格を持ち、業務の遂行に際しては、資格を有効に活用するという区分けがなされています。

従って一見すると立場は真逆のように見える二つの資格ですが、マンションの管理を適正・円滑に行うために必要なことを学ぶという点では両者は変わることはありませんので、2つの試験で問われる内容は若干の違いはあるものの、ほとんどが同じであると言えます。

資格の取得に際しては、これら二つの資格を一度に取得する猛者も少なからずおられるようです。

試験日についてもマンション管理士試験は毎年11月の最終日曜日なのに対し、管理業務主任者試験は毎年12月の第1日曜日と1週間の合間しかありませんので、効率良く勉強を行うと、確かに国家資格を一気に2つも取得できます。

時間にゆとりのある方などはこういった資格の取得方法も検討する価値があります。

また難易度の低い管理業務主任者を取得してマンション管理の基礎力を養成してから、次の年にマンション管理士試験にチャレンジするという学習法もあるでしょう。

この辺はご自身の事情等を勘案しながら、それに見合った作戦を考えていって下さい。

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