英語でおままごと

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英語でおままごと

英語を使うというのは、とてもいい勉強になります。

海外に行く時飛行機に乗りますよね。

外国の飛行機会社の飛行機に乗ると、乗ったとたんに海外と同じ環境になります。

英語でジュースをくださいと言わなければならず、気分が悪いこと、エキストラ毛布を欲しいこと、つまりは自分の欲求をすべて英語で伝えなければならないわけです。

もちろん日本人のスチュワーデスさんもいるでしょうが基本的にはそういうことになりますね。

「欲求を伝えること」は最も役立つ勉強法です。

テキストを読んだり、先生の発音をリピートしたりというのはもちろん勉強にはなりますが、欲求を伝えるということには適いません。

人は気持ちで動く生き物です。
リピートするのには英語を学びたいという気持ちが必要になります。

しかし読んでいるその文章とはあまり関係もなく、気持ちが直結しにくいという問題点があると思います。
「This is a pen.」と「英語を学びたい」気持ちとはズレが生じて当然ですよね。

けれど飛行機の中でスチュワーデスさんに欲求を伝えることは、「May I have a cup of juice?」と「ジュースをください」とは欲求と気持ちが同じになります。
ジュースを持ってきてくれたスチュワーデスさんに「Thank you!」と言うのと「ありがとう」という気持ちは同じ気持ちの行動です。

語学の学ぶ難しさとは、直結していない言葉の羅列を気持ちを持たせることで保っていくことにあるのではないでしょうか?

赤ちゃんが日本語をスルスルと学んでいくのは欲求を伝えなければならないという必要性があるからだと思います。

英語教室の中ではおままごとをするといいでしょう。

私は「お買い物ごっこ」をよくします。

店に立つ人間、紙のお金を持って買いに来る人間を演じてもらうことで、自分の欲求を目の前にいる人に伝えるということにチャレンジしてもらうのです。

子供たちはイキイキと目を光らせてこの遊びに付き合ってくれます。

「これくださいってどう言うの?」と真剣な目で聞いてきてくれます。
これは「伝えたい」気持ちが一方通行ではないからです。

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