司法書士の最新資格情報<2018年版>
超難関と言われる司法書士の資格試験。試験内容も難しそうですよね。そもそも、どのような人が司法書士の資格を受けられるのでしょうか?
誰でも受けるものなのか、それとも受験資格は細かく定められているのか、ここでは司法書士試験の最新情報について、お伝えしていきます。
受験資格
司法書士の試験は筆記試験&口頭試験の2回あり、筆記試験であれば、受験資格に大きな制限はありません。
そのため、中学生や高校生など学生さん、未成年の方でも受けることができます。年齢や学歴に関係なく、どなたでもチャレンジできます。
受験回数にも制限はありませんので、合格するまで何度でもトライできます。
試験は筆記&口頭試験に分かれている
司法書士試験の特徴としては、筆記試験と口頭試験の2つあるということです。筆記試験をクリアしても、油断できないということですね。
次は口述試験を突破しなければなりません。そこで初めて司法書士試験に合格したと言う事ができるのです。ちなみに口頭試験の内容としては、
・司法書士法
・商業登記法
・不動産登記法
の3科目あります。
受験の時期
司法書士の筆記試験につきましては、毎年7月の第1日曜日か、第2日曜日に実施されます。口頭試験は筆記試験の合格者のみに受験資格があり、試験日は10月です。
試験を受けなくても司法書士になれる人もいる?
司法書士として証明されるのは、必ずしも筆記&口頭試験を受けなければいけないというわけではありません。
例えば検察局や裁判所や検察局に一定の期間勤めた人であれば、試験を受けなくても司法書士として認められます。
しかし、司法書士として働く期間に制限があります。裁判所や検察局で、最低でも【10年間】働いた経験がなければいけません。
さらに、法務大臣から司法書士として認定されている必要もあります。一般的に多いのは、やはり試験を受けて司法書士の資格を取得する方法です。
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司法書士合格後の進路や資格の活用方法
・資格取得後開業する人もいる
司法書士の資格を取得したと同時に、司法書士として独立開業する道もあります。ただしこれは、独立できるくらいのスキルがすでにある場合に限ります。
例えば学生時代に、アルバイトとして司法書士のアシスタント業務をしていた経験や、司法書士になる前に、実務のスキルを身に付けている人でないと、独立開業は務まりません。
司法書士としての実務経験が0の人は、いくら資格をとったらといって、すぐに独立開業するのは難しいでしょう。
・司法書士事務所で働く
司法書士の資格を取得すれば、司法書士事務所に勤務するといった選択肢が広がります。
といっても、いきなりプロの司法書士としてバリバリ働くのは難しいため、司法書士の補助としてまずは司法書士の近くで働き、実務を身に付けていくのが一般的な流れです。
試験に受かったからといって、すぐに司法書士として仕事ができるというわけではありません。やはり始めは、職場で司法書士としての業務を覚えていく必要があります。
就職する司法書士事務所によっても業務内容は違ってくるため、それぞれ自分の得意分野をメインとして扱っている事務所を選ぶといいでしょう。
司法書士試験はやはり難関!合格率は5%以下?
これから司法書士試験の勉強を始めるという人は、合格率がどれくらいかについても気になりますよね。
難関な国家資格のイメージが強い司法書士試験ですが、やはり合格率は極めて低く、例年たったの3%です。
数値だけみるとあまりにもハードルが高く感じますが、口頭試験は筆記試験に合格すればほぼ受かったようなものなので、口頭試験で不合格になるケースは、ほとんどないといってもいいでしょう。
口述試験で落ちるとすれば、試験に間に合わなくて受験自体できなかったなど、よっぽどのことがあった時くらいです。
そのため、3%という合格率はほぼ筆記試験のことであり、とにかく筆記試験に力を注いで必至に勉強し、乗り越える必要があるのです。