50 「選択式試験」(社労士合格体験談)

syrarousigoukaku

3度目の受験。3度とも同じ大学のしかも同じ教室でした。

「そんな偶然ってあるの?」そう思われることでしょう。私って実は結構せっかちな性格なのです。

毎年いち早く「受験の申し込み」を出していたので、その会場でも受験番号が早い教室だっただけです。

私は見慣れた教室をしみじみと眺めました。

試験官が「選択式」の問題を配ります。

この問題配布から問題をあけるまでがなんともいえない緊張感なのです。わかりますよね?

「試験を始めてください」年輩の試験官が言いました。

私は問題を解き出す前に、全部の問題にざっと目を通しました。

「これは・・・。ひょっとするといけるかも」そう直感しました。

「労働基準法及び労働安全衛生法」と「労働者災害補償保険法」は、条文からの基本的な問題から出題されていました。

「雇用保険法」も基本問題からの出題でした。

「健康保険法」は、その年の法改正の目玉から出題。

私が、去年「選択式」で足切りにあった「厚生年金保険法」は標準報酬月額の「定時決定」と「随時改定」からでした。

私にとっては5点満点が取れる「サービス問題」です。

「国民年金法」も保険料についてやや細かいところが問われていましたが、ひっかけに注意すればなんとかなりそうでした。

そして、いよいよ「一般常識」の科目です。

「社会保険に関する一般常識」では、「国民健康保険法」からのやや細かい出題がありました。

私の知識と文脈から3点は取れそうな気がしました。

そして、最後に解いた科目が「労務管理その他の労働に関する一般常識」です。

あの「社会保険労務士法」からの出題でした。

条文の第1条の「事業の健全な○○」を「発達」か「発展」か、かなり迷いました。

「俺の記憶では発達だが、日本語的には発展がしっくりくるな」私は、一度「発達」をマークしたあとに、マークシートを消しゴムで消して「発展」を選択しました。

こうして、午前中の「選択式」は終了しました。

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