32 「3度目の挑戦はTACの通信講座で」(社労士合格体験談)
3度目の受験は勉強方法で迷いがありました。
1年目のように独学でやるのか、それとも2年目と同じ予備校を利用するのか。
別の予備校を利用するという選択もありました。
その頃、私には妻と0歳の息子がいました。
いつの間にかこんな私に扶養家族が2人もいるのです。
これは驚きですよ。子育てに一番手がかかる時期でした。
これ以上妻にも負担をかけるのは悪い気がしました。
そこで私は妻と話し合いました。
「もし次の試験に不合格であったとしても最後にする。たとえそれが1点足りなかったとしても。だからもう1度だけ挑戦させてくれ」
と私は妻に言いました。
妻は、「わかった。私も、もう1年がんばるから。あなたも後悔しないようにがんばって」と応援してくれました。
まるでドラマのワンシーンのようでした。
この一言で私の迷いがふっきれました。
独学ではなくて、思いきって「TAC」を利用することにしました。
最後の受験ですよ。
ケチケチして後から後悔したくないじゃないですか?
TACを選んだ理由は、私の友人もTACを利用し社会保険労務士試験に合格していたためです。
また、あの「合格の秘訣」を読んで私もぜひTACで勉強したいと思ったからです。
家庭のことを考えると、予備校に通学することは難しかったので、TACの通信講座を利用することに決めました。
「カセット通信講座」というもので、授業を録音したカセットテープで勉強するものです。
定期的に宅配便でカセットテープや授業の板書が送られてきました。
受講コースは、上級者むけの「上級本科生」と基礎から学ぶことができる「総合本科生」などがありました。
2年目の試験である程度の結果を出していた私は、「上級本科生」でも良い気がしました。
でも、基礎からもう一度学習するためにあえて「総合本科生」を選びました。
また、合格体験談にも、「総合本科生」で十分に合格できることが書いてありました。
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TACとフォーサイトの通信講座
大体の費用感としましてはTACの社労士の通信講座が30万円前後で、フォーサイトの通信講座が10万円前後になっています。金額では測れない細かい部分のサポートなどの違いがありますので各社公式サイトによってあなたの目でご確認されることがおすすめです。