13 「労働者災害補償保険法」(社労士合格体験談)

syrarousigoukaku

労働者災害補償保険法は、すごく複雑で難しそうな名前です。

でも、見かけにだまされてはいけません。

「労働災害」を受けた労働者を守るための法律のことです。

建設業や危険な機械を扱っている現場では、「作業手順をきちんと守ろう。労災を発生させるな」なんて張り紙がされていますね。

「労災保険」は、業務上や通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡などに保険給付を行います。

みなさんは、けがをすると病院に行きますよね。

その時、保険証を窓口でみせてかかります。

では、職場で仕事中にけがをした場合は保険証を使ってよいのでしょうか?

基本的にはだめです。保険証が使えるのは、あくまで業務外の病気やけがの時だけなのです。

健康保険では保険証を使うことにより、窓口で3割負担でかかることができますよね?

今度病院にかかった時に領収書を見てください。

きっと負担率3割と書かれているはずです。

これに対して、仕事中のけがには、自己負担はありません。

治療がただということです。これ以外でも、仕事中や通勤中のけが、死亡などにはかなり手厚い補償があります。

私の個人的な感覚かもしれませんが、日本人は、労災を申請することに抵抗があるようです。

社長や従業員も労災を嫌う傾向が強いです。もちろん労災は起きないにこしたことはありません。

でも、起きてしまったら隠したりせずに、きちんと申請すべきだと思います。

それが、労働者や遺族のためになると思います。

話は少しそれてしまいましたが、労働者災害補償保険法は、保険給付の種類も多いですが、きちんと理解すれば点数を稼げる科目です。

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社会保険労務士